稚内→枕崎日本縦断鉄道旅~4日目~

4日目 札幌→盛岡(移動距離 628km)

この日は10:13札幌発の予定でしたが……


なんと、寝坊してしまいます!!


2時には寝たのですが、カプセルホテルで目覚ましを大音量でかけられなかった上に、朝日を浴びれなかったのが原因なのか…


しかし寝坊してしまったものはどうしようもありません。
乗車券の利用規定を再度確かめ、札幌~長万部の乗車を放棄しても長万部から再乗車できることを確認。
急いで札幌駅のみどりの窓口で、室蘭本線経由長万部までの自由席特急券と学割乗車券を購入します。
こいうことを見越していたわけではありませんが、予備に学割証を持参しておいて大正解でした。

 

この寝坊の結果、
・悪あがきに乗り逃した列車を追ったタクシー代 ¥1230
長万部新函館北斗特急券(新幹線乗継割引適用済)¥560
・札幌市内→長万部の学割乗車券 ¥3190
・札幌→長万部の自由席特急券 ¥2380

計¥7360の損失を出しました。
寝坊の代償としてはあまりにも大きすぎて今後の旅程に影響が出そうです…。

 

というわけで函館本線(山線)経由ではなく、室蘭本線(海線)経由で長万部へと向かいます。

 

1. 札幌→長万部

10:44発 特急スーパー北斗10号 函館行きに乗車。

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なんとか乗ったのは良いのですが、指定席はグリーン車含め全車満席。もちろん自由席も満席でデッキで立つ羽目になってしまいます。
途中登別でようやく山側の窓際には座れました。
車内は中国人観光客が非常に多い様子。
停車する際の自動アナウンスも英語だけでなく中国語でも行われていて、その多さを物語ります。

有珠山昭和新山が車窓に広がる。

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洞爺でも結構な数の旅客が下車し、車内にはようやく席の余裕がうまれました。

秘境駅として名高い小幌駅を通過。
カメラ(コンデジ ソニーRX-100)の設定をしくじりました。

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13:01長万部着。

想像以上に小さな町で、この街に新幹線の駅ができるのかと驚嘆してしまうほどです。

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長万部駅で名物駅弁かにめしを購入しようとキオスクのおばちゃんに声をかけます。すると、取り寄せが必要なそうで、今は数も少なくなった折りたたみ式携帯電話で弁当屋に電話をし始めました。
5分もたたないうちに弁当の入った袋を持ったおっちゃんが駅前のかなや本店からやってきます。
普段は5分ほどで取り寄せられるそうですが、お店の人手に左右されるそうで、運が悪いときは15分以上かかるとか。

長万部駅 かにめし ¥1080

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2. 長万部新函館北斗

13:17 長万部始発 函館本線 2842D 普通 砂原経由 函館行きに乗車。

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列車はキハ40。窓も開けられるので、涼しい風とともに内浦湾と駒ヶ岳の繰りなす光景を眺められます。 

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列車はいかめしで有名な森駅で7分間停車。

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以前、この森駅の駅名票を海をバックに撮った写真を添えて「海!」と呟いたツイートが伸びていたのが思い出されます。

この先、多くの特急が通る本線と海側を通る砂原支線を選べます。

新幹線乗継割引で購入した特急券を無駄にしたくない気持ちもありましたが、どちらにしろ新函館北斗で20分ほど乗り換えに余裕を持てることに変わりはないのでそのまま砂原支線の経由の列車に乗りました。

右手には雄大な駒ケ岳とその麓に広大な森林が広がる。

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大沼で本線と合流。

大沼を出発するとすぐに駒ケ岳と大沼のコラボレーションが視界に広がります。

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真新しい新函館北斗駅に16:00ちょうど到着。

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下車したのは私だけしたが新幹線からの乗換え客が大勢乗車していました。心配されている北海道新幹線も意外と乗客がいるようです。

真新しい下車印を押してもらい改札を出ると、世の小中学生は夏休みということもあり、家族連れが多数見られました。新幹線の車内も子どもたちでいっぱい。小さいころ新幹線に乗せてもらえなかった人間としては羨ましい限りです。

 

 3. 新函館北斗→盛岡

16:17 新函館北斗始発 北海道・東北新幹線 はやぶさ30号 東京行きに乗車。

残念ながら東京には真っ直ぐ帰りません。

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新函館北斗を出発すると列車は函館平野を進んでいますが、平野部でも防雪柵が高く景色を見ることが出来ない区間が大半です。

遠方に函館山を眺む。

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青函トンネルに入る際は車掌さんによるアナウンスがありました。青函トンネルをくぐるのはこれが3回目ですがこの長さはちょこっと疲れるものがあります。

 

18:13盛岡着。

盛岡はさんさ踊りの真っ最中。

すぐさまホテルにチェックインし、さんさ踊りを見に市街地へと向かいます。

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 盛岡は小さいころに訪れてから大好きな街。けれど混雑を避けていたのでさんさ踊りを見るのはこれが初めてです。

老若男女問わず、市民サークルも企業も学生も参加し、街一丸となったこの熱気、そして踊り手の情熱を全身で感じられ、ただ見物しているだけの私も興奮が高まります。自分の地元では絶対に味わえない”夏”を味わえました。

お祭りの写真を取るために一眼レフ(ペンタックス K-S2)を持ってきたのですが、充電器を家に忘れた上に初日にバッテリーが切れてしまい役立たずなのが非常に残念な限りです。

夕食にはじゃじゃ麺を食べ、盛岡を食まで味わいます。

盛岡の食べ物はわんこそばも大好きですが、冷麺だけは嫌いです。

 

 

【今日の旅路】
札幌 10:44→(スーパー北斗10号)→13:01 長万部 13:21→(函館本線 2842D 普通 砂原経由 函館行き)→ 16:00 新函館北斗 16:17→(はやぶさ30号 東京行き)→ 18:10 盛岡

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これまでの2日間は始発で出発していたので一日が短く感じられました。

今日は普通のビジネスホテルですので目覚ましをきちんとかけて寝坊しないよう気をつけます…

明日は盛岡始発の列車に乗ります。さんさ踊りの熱気に浸りつつも早く床につかさせていただきます。