飯田線に乗る(途中放棄)

秋も深まって参りましたね。

乗り鉄にとっては「秋の乗り放題パス」の季節でしたが、大学やらオケの練習やらがあり、なかなか出かけられずにいました。しかし、JR東エリアの住人としては、「週末パス」や「休日おでかけパス」では乗車できない区間も乗れるこの切符を使いたい気持ちが抑えられず、どうにか1日で元を取れて未乗路線も乗れる経路はないかと考えた結果、飯田線に乗ろうという結論に。最初の2日分は都内での移動に使用し、秋の乗り放題パス最終日の日曜(10月18日)、遂に飯田線に乗車する運びとなりました。

 

まずは始発で高尾駅へ。

車内はハイキングや輪行に向かう人が多い印象。

大月で乗り換え。

甲府で乗り換え。

どんどん標高は高くなっていく。

 

上諏訪駅で途中下車。

改札内の足湯は残念ながら営業時間外。

とりあえず諏訪湖を眺む。

岡谷で飯田行きに乗り換え。(乗換時間0分のため写真撮れず)

 

タリスでブリュッセルに行ってきた

Guten Tag!
今夏、単位回収のためにドイツは西の端アーヘンに流刑されています。

アーヘンはここ

地図を見ての通りオランダ、ベルギーの国境に近く、ケルンとパリを結ぶ高速列車タリスも停車するので他都市への移動も非常に便利です。

当初は高速列車なんぞ使わないで行く予定でしたが、1週間前にフランス国内を走行中のタリス車内で発砲事件が起き、不謹慎ながらも冒険心がくすぐられてしまい乗車を決意。今回はこのタリスを利用して午後だけでブリュッセルに行ってきました。

 

1.チケット予約・購入

アーヘン中央駅でもチケットの購入はできるのですが、チケットレスサービスを試したかったのでネットで予約しました。

参照:Thalys.com(英語)

サイトトップにあるフォームに乗車駅・降車駅・日時・チケット種別を入力して「Search」をクリックするとその日の運航便とそれぞれの料金が表示されます。

f:id:einehoheBr:20150829060826p:plain

上記画像はユースチケットの検索結果ですが、見ての通りComfort 1(1等車)がComfort 2(2等車)より安いという驚きの結果が!

私が利用した日(8月28日)も行きの列車は1等車の方が安かったので思わずポチってしまいました。帰りは2等車の方が安かったので無難にそちらを選択。

往復の列車を選んだ後は個人情報の入力です。
ここで携帯電話番号の入力欄があるのですが予約完了後と利用日のSMSでの通知に使用されます。乗車列車の遅延情報も来るので登録しておくと便利でしょう。

 

WebからはチケットレスOnlyf:id:einehoheBr:20150829062707p:plain

 

最後に支払いです。
いつものメインカードで支払おうとしたのですが拒否されてしまいます。

f:id:einehoheBr:20150829063804j:plain
実際の画面

 

どうやら原因は利用できるクレジットカードが「3Dセキュア」対応カード限定だったようで、チケットレスの選択画面(2つ上の画像)をよく見るときちんと書かれています。

偶然にも予備で持ち込んだカードが対応していたので難は逃れましたが今後チケットレスを利用される方は十分注意してください。

 

支払いと予約が完了するとメールとSMSが届きます。

f:id:einehoheBr:20150829065532p:plain f:id:einehoheBr:20150829065542p:plain

 

このメールのQRコードを車内で車掌にかざせばOKです。
SMSのリンクを踏むとブラウザでもQRコードを表示できます。

 

前準備はこれで完了。あとは乗車を待つだけです。

 

2.乗車

f:id:einehoheBr:20151107031429j:plain

アーヘン中央駅からタリスに乗ります。予約確認のメールに”発車予定時刻の2分前までには乗車するプラットホームのいるように”と書かれていたので、13時10分にはホームに向かいました。そして、列車を待ちますが……13時23分になっても列車は来ません。

すると、ドイツ語、フランス語、英語の順でアナウンスが流れ、どうやら3分少々遅延しているとのこと。列車の遅延なんぞ欧州では日常茶飯事なのでとにかく待ちます。

f:id:einehoheBr:20151107031447j:plain

2分少々待つとようやく列車が到着。心ぴょんぴょんさせながらComfort 1の車両に乗車します。乗員交代で数分停車したのち列車はアーヘン中央駅を発車。しばらくは低速で走行しますが、これは国境のブシュトンネルが19世紀の建造であり速度制限が厳しいからだそうです。国境のそこまで長くないトンネルを抜けると、そこはもうベルギー。ここから列車はぐんぐん加速していきます。

 

ベルギー国内に入ってすぐに車掌が車内検札に回ってきました。私にはフランス語でまず話しかけてきたので、仏語弱者の私はすかさず"Deutsch or English"と返すと、車掌は英語でQRのコードの提示と車内食の案内、そしてドリンクの希望を尋ねてきました。

 

f:id:einehoheBr:20151107032441j:plain
車内の様子

f:id:einehoheBr:20151107032445j:plain
車内食。正直、まずい。

 

車内放送は仏独蘭英の4カ国語で流れ、どれも自動放送ではなく同一の車掌の声でした。さすがは欧州、多言語の地といったところです。

 

3.難関ブリュッセル南駅

途中駅のリエージュ・ギヨマン駅で座席もほぼ埋まり(ほとんどの乗客はフランス語話者)、アーヘンを発つこと小一時間でブリュッセル南駅に到着しました。

旅行ガイドブックには「南駅周辺は治安も悪く、駅構内でのスリも多い」と記載されていたので、不慣れな旅行者と悟られぬよう入念に周囲に注意を払いながらグランプレスの最寄りであるブリュッセル中央駅行きのチケットを買いに券売機へ。

この券売機がなかなかのクセモノで、クレジットカードはICチップ付きしか使えず、使用できる硬貨・紙幣も限られており、行きの時は良かったものの、帰りには使用できる現金がギリギリ足りず、後ろに並んでいた男性に50セントほど奢っていただくことになってしまいました。やはり、欧州旅行にはICチップ付きクレジットカードが必須ですね…。

そして、ブリュッセル中央駅方面の列車に乗るのですが、これもまた大変。電光掲示板の案内はフランス語とオランダ語だけな上に、路線図も全く見当たらずどの列車に乗ればいいのかさっぱりわかりません。とりあえず勘で乗った列車で合っていたから良かったものの反対方向だったらどうなってたことか…。尚、ブリュッセル中央駅の方は方向別にプラットホームが分かれていたので戻るときは特に問題ありませんでした。

 

4.市内観光

f:id:einehoheBr:20151107031510j:plain

南駅からは5分足らずで中央駅に到着します。

まずはグランプレスに向かうのですが、道中になんと日本語が…

f:id:einehoheBr:20151107031352j:plain

“極度乾燥”が"Superdry"の直訳なのはわかるにしろ括弧内の”しなさい”は一体どういうことなのやら。(あとでググッて知ったのですが、イギリスのアパレルメーカーだそうです。)

 

「極度乾燥(しなさい)」のところを左に曲がると、世界一美しい広場、グランプレスが見えてきます。

f:id:einehoheBr:20151107031527j:plain

f:id:einehoheBr:20151107031546j:plain

ガイドブックによるとここもスリ多発地帯らしく、入念に注意を払いましたが、個人的には中東系の顔立ちをした物乞いがやたら多い印象でした。彼らは道端に居座るだけでなく、コップを持って自ら観光客に寄ってくるので注意が必要です。

 

そして、”世界三大がっかり“の一つ、小便小僧。

f:id:einehoheBr:20151107031616j:plain

 

小便小僧の周辺にはワッフル屋が多くあります。

f:id:einehoheBr:20151107031356j:plain f:id:einehoheBr:20151107035427j:plain

 

ここから王立美術館方面へ

f:id:einehoheBr:20151107031733j:plain

芸術の丘を見下ろす。

 

f:id:einehoheBr:20151107031811j:plain

ここにも日本語。

 

f:id:einehoheBr:20151107031848j:plain

館内は撮影OK。

尚、美術館に向かう途中で蜂に手首を刺されるというハプニングがあったため、痛みのあまり美術館の展示が全く記憶に残っていません。

 

あまり時間もなかったので、美術館を見終えた後はすみやかに駅に戻りました。

f:id:einehoheBr:20151107032001j:plain

ブリュッセル中央駅のスタバ

 

f:id:einehoheBr:20151107032038j:plain

ブリュッセル南駅からはロンドン行きのユーロスターも発車する。

 

f:id:einehoheBr:20151107041025j:plain

帰りもやはり15分ほど遅延して列車は到着。

一週間前の発砲事件のせいか、プラットホームにやたらと警備員が多かったのを覚えています。乗車の際は、アーヘンのときと違い、車両に乗る前と着席後の両方でQRコードの確認がありました。

帰りはComfort 2でしたので、1と比べると座席間隔とシートピッチが狭い…。新幹線の普通車よりも狭く感じられました。

 

アーヘンには定刻より10分遅れで到着。

f:id:einehoheBr:20151107041608j:plain

 

 

海外の高速鉄道に乗ったのは初めてでしたが、在来線との共用区間もあるせいか遅延が多い印象でした。座席の座り心地も個人的にはComfort 2よりは新幹線(E5系)の普通車の方が良い気がします。また、料金が変動性であることと、Comfort 1での車内食の提供はやはり日欧の高速鉄道に対する価値観の違いが強く感じられました。

再び欧州に行く機会はそうそうないとは思いますが、ユーロスタードーヴァー海峡を抜けるのも乗り鉄的には一興ありそうです。学生のうちには乗っておきたいですね。

一仕事終えて

前回の更新以来、関西行ったり、仙台行ったり、名演に出会ったりはしていたのですが"別件"で忙しくブログ更新する気になれずにいました。今回はその"別件"がひと段落したので反省も踏まえつつ書き綴ろうかと思います。

(※ここで言う"別件"というのは所属する大学オーケストラの新歓活動のことを指します。この度私はWeb係としてインターネット上での広報・受付対応をさせていただきました。)
 
 

⑴Webサイト

昨年のWeb係の方がたいへん優秀な方で、モバイル版ページの作成、Webデザイン、SEO対策等”完璧”に近しい仕事をしてくださいました。それに及ばないのは分かってはいましたが、手探りながらも自分なりに真似てそのレベルに追いつこうとはした次第です。
反省点としては以下が挙げられます。
  1. SEO対策
  2. コンテンツ不足
  3. 更新のスピード
  4. ブログの宣伝
1.のSEO対策に関しては自分の一番至らなかった点であると大いに反省しています。新歓初期は散々「見つからない💢」と苦情があったので…。
 
コンテンツに関しては、4月頭まで昨年度同様に「当団について」「団員募集」「ブログへのリンク」「お問い合わせ」をグローバルナビに置き、内容も前年同様のものにしていたのですが、入団説明会開催情報や団員の所属大学一覧等が欲しいとの要望があったので後に「新歓情報」(個人的にこのページタイトルはあまり良くなかったと思っていますが…)を追加して入団説明会開催情報を見やすくしました。もっとも、Index下段のカレンダー欄にそういった行事予定は書き込んでいたのですが、Googleカレンダーウィジェットの見づらさも相まってほとんど見てもらえていなかったみたいです(これも結局はウィジェットではなく画像ファイルで作ったカレンダーに置き換えました)。
 
更新スピードに関しては入団した新入生にとったアンケートでも指摘されていたので最改善点だと思います。更新が遅れた要因としては、
  • バイルとPCのHTMLを完全に分けてしまっていた
  • バイルPCを常に持ち運ばなかった
  • パート代表との連絡が迅速に行われなかった

の3点が挙げられます。1点目は技術的仕様、3点目は連絡体系の不十分が原因ですので来年改善することは十分に可能かと思います。2点目は個々人のPC環境の問題ですので「改善しようにも…」という感じもしますが、HP担当者は複数人で分けたり、モバイル環境の充実した人に任せる、といった程度で十分に対応できるかと思います。そうでなくとも、Twitter等のSNSであればスマートフォンで迅速に団員募集の更新をできますのでそういったツールを頻繁に使うのもありかと。(ただ、中にはSNSに疎い、使わない人もいるので)
バイルPCを持っていたにも関わらず仕事を全部家に回してしまったのは反省しています…。

ブログに関してですが、出来る限り頻繁に更新し、かつ更新をTwitterで知らせることでアクセス数も一定数は確保できました。ただ、Twitterを使用していない新入生には認知度が薄かったらしく、改善後のモバイル版Indexでブログへのリンクをスクロールしなきゃ出てこない位置においてしまったことが原因らしいです(PC版ではグローバルナビに置いた)。アクセスカウンターは設置しませんでしたが、やはり今の時代Webページの閲覧はスマートフォンからという人が圧倒的多数ということでしょう。また、団員募集状況からブログのパート紹介へのリンクをつけたのですがわかりづらかったみたいです…。

 

⑵LINE@

今年の2月にLINE@の利用可能対象が拡大されたので早速使ってみました。やはり現代の若者はLINEだと抵抗感が少ないらしく、メールフォーム・Twitter以上にお問い合わせ先ツールとして人気でした。私としては今年度Web係最大の改善点にして業績はこのLINE@だと自負していますが、それでも反省点がいくつか。

  1. 返答速度と対応
  2. タイムラインの使用
  3. アカウントの存在の宣伝
 返答速度に関しては、Webページの項でも挙げましたが担当者・パート代表との連携が重要です。お互いにアルバイト・授業等で対応できない時があるのは自明なので、対応に関してはある程度のマニュアルを作るべきかと思いました。
また、中には入団説明会等に来場しているせいか楽器名を告げず、名前だけ名乗るという新入生もいました。こういった案件にも早急に対応できるよう名簿担当との連携も必要かと思われます。
 
タイムラインは今回は一切使用しませんでした。というのも私自身がLINEの超ライトユーザーでありイマイチ使用法や一般的普及度を知らなかったからです。ただ、使ってみる価値があるツールだとは思いますので、使用方法等来年のWeb係の方にお任せします。

アカウントの存在宣伝。これは一番に問題でした。ビラの掲載に間に合わなかった(というか忘れていた)のでTwitterでLINE IDの宣伝、入団・サークル説明会でQRコードを置いておき受付で登録してもらう等で友だち数を増やしはしましたが、来年こそはビラに載せたいです。(これに関しては完全に私の不手際です。すみません…。)

また、今回は無料キャンペーン中だったからいいものの、LINE@の無料使用には限度があります。月に全体へのメッセージ1000通という制限があるのですが、友だち数が増えるとこの上限はあっという間に越えてしまいます。新入生だけに友だち登録をさせる等して上限に達しないよう工夫が必要だと思います。尚、今年度の友だち数は在団者含め115人に達しました。
 
※入団説明会で名簿担当が「メールアドレスのQRコードを読み込ませ、空メールを送らせる」といった手法で新入生の連絡先を確保していたのですが、その際、LINEのQRコード読み取りを起動する人が多くいました。今の高校生にとってQRコードはLINEの友だち登録のツールになりつつあるようなので、その点の注意を促すのとLINE@のQRコードも用意しておくべきです。こういった事例からするに来年度もLINE@は絶対に必要だと確信しています。


Twitter 

おそらく、私たち自身ももっとも使用し、もっとも新入生の使用者数も多いツールかと思います。
今回の新歓では情報の更新やブログの宣伝等の多くをTwitterで行いました。確かに大きな効果を挙げましたが、その使用法に関しては少し改善が必要かと思われます。たとえば、私自身も反省している点ではあるのですが、情報更新がTwitter一辺倒になるといったことがありました(入団説明会の集合時間等)。こういった情報はHPにも載せるべきだ、という声も新入生アンケートでありましたので各ツール間の情報にむらが出ないよう注意するべきです。
また、一番注意しておくべきはTwitterを使用していない層への宣伝。昨年も今年も結局担当者がなかなかのTwitterユーザーなせいで、どうしても情報の更新・宣伝をTwitterばかりに取られていました。Twitterを使用していない層への宣伝方法も考えるべきでしょう。
 
あと、新歓初期に「診断メーカー」で「もし、あなたが一橋オケに入ったら…」を作ったら結構ウケた(新歓真っ最中にはウケなかった)ので、来年は新歓真っ最中の4月第1週に放り込んでほしいです。
 

(4)Facebook

不要
 
 
 
こんな感じで振り返ってみましたが、5月になった今でもちょくちょく問い合わせがあったりするので仕事納めが見えない日々が続いております。LINE@のアプリはLINEアプリのインストールがないと使用できないため、メイン端末であるXperia Z1に普段の使用機会が少ないアプリを2つもいれておくという苦痛が続いています。iPadでもLINE@が使えればいいのですが、SIMカードで年齢認証とかいうシステムのせいでそれもできず…。「もう一台端末が欲しいな」と思う限りです。
 
オーケストラも人数が増えだいぶ賑やかになってきましたが、こうして人数が多くなると一人一人の存在が軽視され、雰囲気に馴染めず早くにやめてしまう新入生が例年います。「新入生を入れ、そして辞めさせない(続けさせる)!!」が上級生の使命ですから、オケに如何にして新入生を馴染ませるかこれからが本当の勝負だと思っています。
 
それでは良いGWを。